車のシガーソケットが使えなくなったり、ナビが突然消えたりと、電装品のトラブルは運転中のストレスの原因になります。
その不調、もしかしたらヒューズが切れているだけかもしれません。
この記事では、「車 ヒューズ どこで買える?」というあなたの疑問に答えるため、具体的な販売店から交換費用まで詳しく解説します。
カー用品店やホームセンター、意外な場所としてドンキホーテでの取り扱い状況にも触れていきます。
また、ヒューズが切れる原因とは何か、自分で交換するにはどうしたらいいのか、そもそも何年くらいで交換が必要なのか、そして車のヒューズが切れた時の症状はどのようなものか、といった関連情報も網羅。
この記事を読めば、ヒューズに関するあらゆる悩みが解決し、いざという時に落ち着いて対処できるようになります。
- 車のヒューズが購入できる具体的な場所がわかる
- ヒューズが切れる原因と交換のタイミングを理解できる
- 自分でヒューズを交換する手順と費用がわかる
- 専門店に依頼する場合の料金相場を把握できる
車ヒューズはどこで買える?販売店と交換費用

- 定番のカー用品店でも購入可能
- 身近なホームセンターでの取り扱い
- ドンキホーテでも購入できる?
- 交換前に知りたいヒューズの種類
- 自分で交換するにはどうしたらいい?
- 道具は必要?交換は素手でもできる?
- 業者に頼むと交換費用は?
定番のカー用品店でも購入可能
車のヒューズを探す際、最も確実で安心な購入場所は、オートバックスやイエローハットといったカー用品店です。
これらの専門店では、多種多様な車種に対応できるよう、豊富な種類のヒューズを取り揃えています。
最大のメリットは、専門知識を持つスタッフに相談できる点です。
自分の車に適合するヒューズの種類やアンペア数が分からなくても、車検証を見せたり、実際に切れたヒューズを持参したりすれば、適切な商品を的確に選んでもらえます。
また、ヒューズ交換に必要な工具(ヒューズプラーやラジオペンチ)も同時に購入できるため、初心者の方でも安心して準備を整えられます。
交換作業に自信がない場合は、その場で購入から交換までを依頼することも可能です。
注意点
デメリットとしては、ホームセンターなどに比べて価格がわずかに高い傾向にあることが挙げられます。
ただし、その差は数十円程度であることが多く、専門スタッフによるアドバイスや安心感を考慮すれば、十分に価値のある選択肢と言えるでしょう。
身近なホームセンターでの取り扱い
カインズ、コメリ、コーナンといった大手ホームセンターでも、車のヒューズは手に入ります。
これらの店舗では、カー用品コーナーの一角に、基本的な種類のヒューズが置かれていることがほとんどです。
ホームセンターで購入するメリットは、日用品の買い物ついでに気軽に立ち寄れる手軽さと、カー用品専門店に比べて価格が安価な場合があることです。
DIYに使う他の工具や部品と一緒に購入できるのも便利な点です。
一方で、注意点もあります。
カー用品店ほど品揃えが豊富ではないため、特殊な形状やアンペア数のヒューズは取り扱いがない可能性があります。
また、車に詳しい専門スタッフが常駐しているわけではないので、商品選びは基本的に自分で行う必要があります。
購入する際は、あらかじめ自分の車に必要なヒューズの種類とアンペア数を正確に把握しておくことが重要です。
購入前の確認がおすすめ
もし必要なヒューズが明確にわかっている場合は、ホームセンターは非常に便利な購入先となります。
不安な方は、切れたヒューズを現物として持参し、パッケージと見比べて同じものを探すと間違いがありません。
ドンキホーテでも購入できる?

「ドンキホーテでもヒューズは買えるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。
結論から言うと、一部の店舗では取り扱いがありますが、全店舗で確実に購入できるわけではありません。
ドンキホーテは店舗によって品揃えが大きく異なるため、カー用品に力を入れている店舗であれば、基本的なヒューズセットが置かれている可能性があります。
メリットは、深夜まで営業している店舗が多く、急なトラブルの際に駆け込める可能性がある点と、タイミングが合えば安価に手に入れられることです。
しかし、デメリットとして品揃えの不安定さが挙げられます。
欲しい種類のヒューズが必ずあるとは限らず、在庫がない場合も多々あります。ヒューズ購入を主目的に訪れる場所としては、あまり確実性が高いとは言えません。
あくまで「近くにあって、もしあればラッキー」という程度に考えておくのが良いでしょう。
交換前に知りたいヒューズの種類
ヒューズを交換する前に、自分の車に使われているヒューズの種類を正しく知ることが不可欠です。
間違った形状のヒューズは物理的に取り付けることができません。
自動車で主に使用されるヒューズは、以下の3つのタイプです。
主なヒューズの種類
種類 | 特徴 | 主に使われる年代 |
---|---|---|
平型ヒューズ | サイズが最も大きく、扱いやすい。背が高いのが特徴。 | 1990年代以前の旧車で多く見られる。 |
ミニ平型ヒューズ | 現在最も普及している標準的なタイプ。平型より一回り小さい。 | 2000年代以降の多くの国産車で採用。 |
低背(ていはい)ヒューズ | 高さが最も低くコンパクト。近年の車で採用が増えている。 | スペースが限られる最近の車種やコンパクトカー。 |
自分の車のヒューズを確認する方法
適合するヒューズの種類は、車の取扱説明書に記載されています。
また、ヒューズボックスの蓋の裏側に、配置図と一緒に記載されていることも多いです。
実際に切れたヒューズを抜いてみて、その形状を直接確認するのが最も確実な方法と言えます。
自分で交換するにはどうしたらいい?

ヒューズの交換は、車のメンテナンスの中でも比較的簡単で、初心者でも挑戦しやすい作業の一つです。正しい手順を踏めば、安全に交換できます。
1. 安全の確保
まず、必ず車のエンジンを停止させ、キーを抜いてください。
念のため、バッテリーのマイナス端子を外しておくと、万が一のショートを防ぐことができ、より安全です。
2. ヒューズボックスを探す
ヒューズボックスの位置は車種によって異なりますが、一般的には運転席の足元付近や、エンジンルーム内に設置されています。
詳しい場所は車の取扱説明書で確認しましょう。
3. 切れたヒューズの特定と取り外し
ヒューズボックスの蓋を開け、どのヒューズがどの電装品に対応しているかを確認します。
蓋の裏側に配置図が書かれていることが多いです。
切れているヒューズ(内部の金属線が溶断している)を見つけたら、ヒューズプラーやラジオペンチを使ってまっすぐ引き抜きます。
4. 新しいヒューズの取り付け
切れたヒューズと全く同じアンペア数、同じ種類の新しいヒューズを、元の場所にしっかりと奥まで差し込みます。
アンペア数はヒューズ本体の上部に数字で記載されており、色でも判別できます。
5. 動作確認
ヒューズを交換したら、バッテリーのマイナス端子を接続し直し、エンジンをかけてみましょう。問題のあった電装品が正常に作動するかを確認して、作業は完了です。
特に重要なのは、絶対に異なるアンペア数のヒューズを使わないことです。
規定より大きいものを使うと、回路が保護されず火災の原因になる恐れがあり、非常に危険ですよ。
道具は必要?交換は素手でもできる?
ヒューズ交換の際、「特別な道具は必要なのか?」と疑問に思うかもしれません。
結論として、専用の道具があった方が圧倒的に安全かつ効率的に作業できます。
ヒューズは小さく、指でつまみにくい場所に密集して配置されていることが多いため、素手で引き抜くのは困難な場合があります。
無理に力を加えると、ヒューズや周辺の部品を破損させてしまう可能性も否定できません。
そこで役立つのが以下の道具です。
- ヒューズプラー(ヒューズクリップ):ヒューズを挟んで簡単に引き抜くための専用クリップです。多くの車では、ヒューズボックスの蓋や内部に備え付けられています。
- ラジオペンチ:ヒューズプラーがない場合に代用できます。先端が細いため、狭い場所でもヒューズをつまみやすいです。
道具は100円ショップでも入手可能
ヒューズプラーが車載されていない場合や、紛失してしまった場合でも、ラジオペンチがあれば問題ありません。
ラジオペンチは100円ショップなどでも手軽に入手できるため、一つ常備しておくと何かと便利です。
もちろん、ヒューズの配置に余裕があり、指で簡単につまめる場合は素手でも交換は可能です。
しかし、安全かつスムーズな作業のためには、何らかの道具を使用することを強く推奨します。
業者に頼むと交換費用は?

自分で交換するのが不安な場合や、原因が特定できない場合は、プロに依頼するのが賢明です。
依頼先によって費用は異なりますが、一般的なヒューズ交換であれば、高額になることはほとんどありません。
依頼先 | 費用の目安(部品代+工賃) | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
カー用品店 (オートバックスなど) |
1,000円~2,000円程度 | 手軽で比較的安い。待ち時間が短い。 | 複雑なトラブルには対応できない場合がある。 |
ディーラー | 3,000円~5,000円程度 | 純正部品で安心。診断が正確。 | 費用が最も高い傾向にある。 |
ガソリンスタンド | 1,000円~3,000円程度 | 給油ついでに頼めて便利。 | 店舗によって対応可否や技術力に差がある。 |
最も手軽でコストパフォーマンスが良いのはカー用品店です。
簡単なヒューズ交換であれば、部品代に加えて500円~1,000円程度の工賃で対応してくれることが多く、短時間で作業が完了します。
一方で、ヒューズを交換してもすぐにまた切れてしまう場合は、電気系統に別の問題が隠れている可能性があります。
そのような場合は、高くても一度ディーラーで正確な診断をしてもらうことをお勧めします。
突然のトラブル?車のヒューズはどこで買えるのか

- まず確認!ヒューズが切れた時の症状は?
- ヒューズが壊れているか確認する方法は?
- そもそもヒューズが切れる原因とは?
- ヒューズは何年くらいで交換するの?
まず確認!ヒューズが切れた時の症状は?
車のヒューズが切れると、そのヒューズが担当している電気系統への電力供給がストップします。
そのため、特定の電装品が突然動かなくなるというのが最も分かりやすい症状です。
具体的には、以下のような不具合が発生します。
よくあるヒューズ切れの症状
- アクセサリー系の不具合:シガーソケット(アクセサリーソケット)が使えない、カーナビやオーディオが起動しない、ドライブレコーダーが作動しないなど。
- ライト類の不点灯:ヘッドライト、テールランプ、室内灯などが点灯しなくなる。
- 快適装備の不作動:パワーウィンドウが動かない、電動ミラーが調整できない、エアコンの風が出ないなど。
- 走行に関わる重大な症状:ごく稀ですが、エンジン制御や燃料ポンプに関する重要なヒューズが切れると、エンジンそのものがかからなくなり、走行不能に陥るケースもあります。
特にETCのヒューズ切れは危険です!気づかずに高速道路のETCレーンに進入してしまうと、ゲートが開かずに追突事故につながる恐れがあります。
普段使っているものが動かないと感じたら、まずヒューズを疑ってみましょう。
ヒューズが壊れているか確認する方法は?
電装品の不具合が起きた際、それがヒューズ切れによるものかを確認するには、該当するヒューズを直接点検する必要があります。
確認方法は主に2つあります。
1. 目視での確認
最も基本的な確認方法です。
ヒューズボックスから疑わしいヒューズを抜き取り、明るい場所でよく観察します。
ヒューズの透明な部分を覗き込み、内部にあるU字型の金属エレメントが溶けて切れていないかを確認します。
過電流によって切れたヒューズは、エレメントが明らかに溶断しているのが分かるはず。
場合によっては、内部が黒く焦げていることもあります。
目視では判断が難しいケースも
ただし、強い振動や衝撃、あるいは経年劣化で切れた場合、破断面が非常にきれいで、一見しただけでは切れているかどうかの判断が難しいことがあります。
2. サーキットテスターでの導通確認
より正確に確認したい場合は、サーキットテスター(導通テスター)を使用します。
テスターを「導通モード(ブザーが鳴るモード)」に設定し、ヒューズの両端の金属端子にテスターのリードを当てます。
- 正常な場合:電気が流れるため、テスターから「ピー」というブザー音が鳴ります。
- 切れている場合:内部で断線しているため電気は流れず、テスターは反応しません。
この方法であれば、見た目では判断がつきにくいヒューズ切れも確実に発見することができます。
ただし、専門的な道具と知識が必要になるため、持っていない場合は無理に行う必要はありません。
そもそもヒューズが切れる原因とは?
「車を普通に使っていただけなのに、なぜヒューズが切れるの?」と不思議に思うかもしれません。
ヒューズは安全装置であり、電気回路に何らかの異常が発生し、規定以上の電流(過電流)が流れたことを知らせるサインです。
ヒューズが切れる主な原因は以下の通りです。
1. 回路のショート(短絡)
最も多い原因です。配線の被覆が経年劣化や摩擦で剥がれ、中の導線が車の金属部分(ボディアース)に触れてしまうとショートが発生します。
また、コネクタ内部への水の侵入などもショートの原因となり、大電流が流れてヒューズが切れます。
2. 電装品の容量オーバー
シガーソケットにタコ足配線をして、消費電力の大きい電装品(インバーターや湯沸かし器など)を複数同時に使用すると、ヒューズの許容量を超えてしまいます。
家庭のブレーカーが落ちるのと同じ原理です。
特にスマートフォンの急速充電は、思いのほか大きな電流が流れることがあるため注意が必要となります。
3. 接触不良
コネクタの接続部分などで接触不良が起きると、そこで火花(スパーク)が発生することがあります。
スパークが起きると電気が一点に集中して過電流となり、ヒューズが切れる原因になります。
4. ヒューズ自体の劣化や衝撃
稀なケースですが、長年の使用によるヒューズ自体の劣化や、事故などの強い衝撃によって、物理的に内部のエレメントが断線してしまうこともあります。
ヒューズを交換してすぐにまた切れる場合は、原因1~3のいずれかの電気的なトラブルがまだ解決していない可能性が高いです。
その際は、自分で解決しようとせず、速やかに専門の整備工場やディーラーに点検を依頼してください。
ヒューズは何年くらいで交換するの?

車の部品には定期的な交換が推奨されるものが多くありますが、ヒューズに関しては、基本的に「寿命」という概念はありません。
つまり、定期的に交換する必要がある消耗品ではないのです。
ヒューズの役割は、前述の通り、電気回路に異常があった際に自らが切れることで他の高価な部品や配線を保護することです。
そのため、車が正常な状態である限り、ヒューズが切れることは基本的にありません。新車から一度もヒューズを交換したことがない、という車も珍しくないのです。
したがって、交換のタイミングは「ヒューズが切れた時」ということになります。
ただし、10年以上経過した古い車の場合、プラスチック部分の劣化や金属端子のわずかな腐食が進んでいる可能性はあります。
必須ではありませんが、心配な方は予備のヒューズを一式、車に常備しておくと、いざという時に安心ですよ。
まとめ:車ヒューズはどこで買えるか再確認
- 車のヒューズはカー用品店やホームセンターで購入できる
- オートバックスなどでは専門スタッフに相談できて安心
- ホームセンターは手軽で安価だが品揃えは限られる
- ドンキホーテは店舗により在庫が不安定なため注意が必要
- 交換前には平型・ミニ平型・低背などヒューズの種類を確認する
- 交換作業はエンジンを止め、安全を確保してから行う
- ヒューズプラーやラジオペンチを使うと作業がスムーズ
- 必ず切れたヒューズと同じアンペア数・種類のものを使用する
- 自分で交換する場合の費用はヒューズ代の数百円のみ
- 業者に依頼する場合の費用は1,000円から5,000円程度が相場
- ヒューズが切れると電装品が動かなくなるのが主な症状
- 切れた原因はショートや容量オーバー、劣化などが考えられる
- すぐにまた切れる場合は専門家による点検が必要
- ヒューズ自体に決まった寿命はなく定期交換は不要
- 万が一に備えて予備のヒューズを車に常備しておくと安心
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